日本食

古希を迎えてから体調にも心境にも色んな変化が出てくるようになった。今までは体調がすぐれないでも、一晩寝ればもとに戻つていた。
心境の変化は特に質が悪い。切羽詰まった悲壮感なるものが心のどこかにある。忘年会はあと何年出来るだろうか。元気な内に行ける行って、食べたいのを食べ、残りの人生を考える様になった。

昨日、山友と忘年会を催した。齢をとると忘年会をフレンチやイタリアンで宴会することはない。油っこい料理は腹に残る。
日本料理が一番体調にやさしい。日本料理の希望出さなくとも、ちゃんと山友は料亭を予約してくれていた。

日本酒で乾杯、刺身を肴に熱燗をチビチビやりながら、一年の憂さ晴らしに花がさく。くいじが張っているか、食欲は若い時とかわらない。
楽しく宴を終えたが、気分がすぐれない。日本酒を2合空けたが、飲みすぎたかもしれない。体調も心境も確かに変わってきている。