僕はあと何日満月を見られるだろう

「ぼくはあと何日満月を見られるだろう」が正式なタイトル名である。坂本龍一さんのエッセイが、今日発売されると新聞にに載っていたので早速買い求めに本屋に行った。
坂本龍一さんのエッセイに何故こだわるか、有名人だから、音楽家だから、ア―チィストだからでない。ガンを患い余命わずかな人間がどう思っているのか、考えているか知りたいからである。

人の気持ちや生き方を一括りにする風潮は令和の時代には馴染めない。一億人いれば一億通りの生き方があるはずである。
特にLGbT問題は人間対人間の問題に帰する。寛容な社会で誰でも幸せになる権利を持っている。ア―チィストだって特別ではない。

人は一人で生まれ一人で死んでいく。自分の寿命が尽きるのが解った人の気持ちを知りたいのである。
親友の死をきっかけに、私も穏やかに死にたいだけである。エッセイを読んでも答えは出ないかもしれない。出ないだろう。今の自分は一人で生きる贅沢さ、優雅さを大事にしたいと思っている。