今年も残り少なくなった。若い時のように明確な目標を立てて暮らして来た訳でなく、なんとなく一年が過ぎていく感覚である。
それでも、焦ることもなく、反省することもなく淡々と生活している。十分すぎる生活と思わないが、それでも、普通の生活に満足している。
コロナ渦で自主警察の目が怖い。忘年会、会食、パーティー、人が集まるのは、はばかるムードになって閉塞感が強い。嫌な世の中になったもんだ。
山友は、忘年会登山を決行した。登山は大自然の中、密になることはない。気分転換、忘年会に登山とは考えたものである。自主警察の目も山までは及ばない。
コロナ渦でも忘年会ぐらいしないと、新年は迎えられない。高齢者になると尚更である。
平凡な日常を送っている高齢者は歳忘れしないとやっていけないのである。
天草の次郎丸岳に忘年会登山を強行した。強行したとは大袈裟であるが、自主警察の目を気にしながら、登山する高齢者はその位の気概を持って登っているのである。高齢者は気が弱いのである。