忘年会

忘年会シーズンである。現役の頃は一年間の出来事、想い出はすべて忘れていた。と言うのも、忘年会は11月ごろ始まって12月は予定で埋まっていた。
引退した今、、忘年会の予定は11月は勿論、12月も空白のままであった。多ければ多いで健康が心配、少なければ少ないで寂しいものがある。

高齢者になっても、忘れたい事はたくさんある。忘年会をして今年をサッパリ忘れたい。山友が我々の心中を察して、忘年会の手配をしてくれた。
正真正銘の年一回の忘年会であるが、我々の懐を案じて計画してくれた。有難い配慮に加えて、忘年会を計画してくれたのが何よりも嬉しい。

今秋、新規オープンしたホテルで忘年会を催したと、同級生Tから連絡があった。高齢者だからと言って家に閉じ籠ってばかりいられない。忘年会で歌って踊つて、2次会に直行して騒ぎたいのである。
私も、山友のお蔭で世間並みに今年を忘れられる。スイッチを入れ替えないと、若さを保てない。