扇が鼻登山(1698m)

天を仰ぐと雲一つない良い天気である。10月26日、九重連山の扇が鼻に登った。九重連山の中で人気は今一だが、初心者もベテラン登山者も安全に登れる山である。
扇が鼻、標高1698mと結構高い山である。今まで何度か登山した山で高齢者になって無事に頂上に立てるか心配になっていた。

登山当日、朝5時に目を覚ましていた。7時前に自宅を出発して、牧ノ戸峠の登山口に早く着いて、登り始めないと、高齢者登山は何が起こるかわからない。
駐車場はすでに満杯でやっと空きに滑り込ませたほどである。それにしても今日の天気は息を呑むほどの青空が広がっている。こんな良い天気はめったにお目にかかれない。

九重連山、牧ノ戸峠登山口はいきなりの急登である。これでもかと階段の連続で息が上がる。この苦しみを乗り越えないと、九重連山の大パノラマの感動は味わえない。
赤や黄の素晴らしい紅葉は、その場に登って居合わせたものだけの特権である。紅葉の艶やかさは口では説明できない。青空のいい天気に恵まれ、扇が鼻登山であり、最高の紅葉狩りであった。