嵐去って木の葉散る

昨夜はぐっすり寝込んでしまった。テレビ、ラジオっは朝から晩まで、「14号台風は今まで体験したことのない猛烈な台風で、熊本を直撃する」、とまくし立てている。
これだけ不安を煽られると精神的に参ってしまう。11,12号台風では見事に裏切られた。本当に甚大な被害をもたらすだろうか。

30年前の台風の直撃が頭およぎる。大津街道杉並木、80本、電信柱120本なぎ倒され、まるで地獄図であった。それ以上の台風が襲来すると言う。
考えただけでも疲れる。それでもあれやこれや考えるとくたびれてしまった。気象庁は嘘はつかないし、気象衛星からの情報は正確である。

自然の力にかなうはずもない。起きていて心配するより、「もうどうにでもなれ」、と諦めの心境になった。心が決まれば寝るに限る。
風が吹こうが、風の音がすごかろうが、ぐっすり寝込んでいたら解らない。木の葉は落ちていたが、たいしたことはない。寝ていれば仏である。