花も刀も

夜中にトイレに起き、NHKラジオ深夜便を聴きながらウトウトしていると6時のアラームで目を覚ます。6;30分のラジオ体操で体調は全開になる。
食事、掃除、ワイドショー、ブラックコーヒーが私のルーティーンである。私の日常はコロナ禍、山友の旅行で変化なのない暮らしが定着している。

テレビやマージャンゲームに熱中していると、一日はあっと言う間に過ぎ去る。充実した暮らしをしているとは到底思えない。自堕落な生活でないかと悩みは深くなる。
活字人間、文学大好きの人間の私は、新聞や雑誌、小説を読んでいれば満足する。でも視力が落ちたら、活字人間の生きがいは、悩みに変わってしまう。

捨てる神もあれば、拾う神もある。人生諦めてはいけない。パソコンで朗読劇があるのを発見した。文豪の小説を朗読してくれるのである。
山本周五郎の作品を聞き始めた。短編時代劇は1時間余りで、聞くには丁度良い長さである。「花も刀も」は感動した。すぐ終わると聞き始めたら6時間の朗読劇であった。好きな事は時間は気にならない。