携帯電話を持って、文明の恩恵を受けている実感が湧いた。電話機を持ち運べるなんて戦後生まれの私は考えも及ばなかった。いつどこでも電話が出来るのは驚きであった。
ところが、携帯電話は色んな機能がドンドン加わり、暮らしになくてはならない、必需品になった。
ガラ系からスマホに乗り換えて、便利さを享受しているが、機能を使いこなすことは、おっかなびっくり、全然上達していない。
ソーシャルネットワークサービス、SNS、知らない者同士が自由に交流できるサイトらしいが、女子高生が犯罪者の餌食になった。
羨ましいぐらい仲の良い家族に囲まれ、成績優秀な優しい子が、犯罪者を見分け出来なかったのか、心の闇である。バーチャルな空間で交流は、純粋な若者を狂わせる。
殺された高３女子は進学コースに所属し、心理学を学びたいと夢を膨らましていたらしい。スマホの機能の前に、若い命を失ってしまった。便利さは時に不幸をもたらす。
