春の雨

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 春先の雨としては激しい雨であった。未明から降り出した風雨は、増々強くな、通り過ぎる
のを息をひそめて待つしかない。
 瓦を打つ雨音を気にしながら、中々寝つけずウトウトしていたらいつの間にか深い眠りに陥っていた。スマホのアラームは、AM6時にセットしていた。
 寝過ごす心配はない、アラームの音で目を覚ますはずだ。別に6時に起きる必要はコレッポチもないのだが、生活のリズムを壊したくないのだ。
 とろがである。寝過してしまった。以前の失敗を繰り返さない様に、スマホのアラームをセットしたのにこの有様だ。
 黙っていても、6時に目を覚ましていた、それを誇りにしていた私はどこにいってしまったのか。デジタルも信用できない。
 春先の雨は、夢心地でぐっすり寝れる。雨音が子守歌がわりに聞こえる私は幸せ者だ。若い時の私と較べると替われば変わるものだ。何故かなー?f:id:sin0501:20210313205926j:plain