未明からの雨は、新聞取りに外に出た時は止んでいた。頬をなでる風は生暖かく春の足音が確実に近づいている。
今週はほとんど家に籠っていた。たとへ外に出掛けたくとも、コロナ禍では出掛ける意欲が削がれてしまう。
かれこれ家に籠る生活が一年以上経つ。そうすると出掛けるのが億劫になって計画さえ立てなくなる。
コロナ感染者が減少に転じているが、緊急事態宣言は出たままで、解除はまだ先である。コロナに完全にノックアウトされている。
気分転換に温泉施設に出掛けたこともあったが、肝心のサウナは閉鎖されていた。サウナ大好きな人間にとって、ストレス解消は泡となっていた。
コロナ感染防止の切り札、ワクチン接種が始まる。普通の生活がいかに大事か身にしみてわかった。何時でも、何処にでも、出かけられる自由な生活に一日でも早く訪れることを願って止まない。
