小さな夢

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 夢に大きいも小さいもなかろう。しかし、少年の頃の、青年の頃の夢と、高齢になった
今の私の夢は明らかに違う。小さくなった夢と言われば、そうだろう。
 プロ野球の選手から始まって、会社社長、学者、博士とそれはそれはでっかい夢を
持っていた。希望に溢れていて前途揚々に溢れていた。
 目はきらめき、生きているやる気が満ちた生活を送っていた。ところが歳を重ねるにしたがって、努力すれば実現できる夢などこの世にあるはずはない。
 どのへんで、、夢が夢になってしまったのだろう。夢をセーブして持っていたとしても、野球選手や学者、社長には努力しても簡単に達成できる程世間は甘くない。
 世間を知れば知るほど、夢は萎んでしまう。ある程度の所で妥協してしまう。最近の私は一日が無事に終われば、それで良しとする、どこにでもある生活で満足する様になった。
 夢を語るなど、夢のまた夢物語になった。だからと言って、悲観もっ絶望もしていない。私には小さな夢もない、毎日の日常がとても幸せと思うに至っている。
 夢は若い内に抱くものである。