参院選

 大学時代の同窓会を計画している。同窓会と言っても、気心の知れたごく少人数で久しぶりに会おうと計画したものである。

 幹事役のK.Iが、私を発起人に仕立て上げて皆に案内状を発送した。私が発起した訳でもないが、そう言うことはどうでもよく、、抗議するまでもない。

 大学を卒業して、50年も経つと、連絡の取れない友人がたくさんいる。結局、出席を約束した仲間は4人になってしまった。

 特に我々仲間内の出世頭Mは、出席を約束していた。ところが最終的に断りの返事が届いた。彼が出るか出ないかで同窓会の雰囲気が大きく変わってくるのである。

 断った理由が、今夏の参院選に出馬すると言うのである。

 参院選に立候補するのであれば、同窓会に出席している場合でないと、誰もが理解を示す。しかし、人生の黄昏の送っている我々に対して、Mのバイタリティーには舌を巻く。

 大学時代から、政治家を目指していたMは、50年経っても初心を忘れていない。

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