きつねの嫁入り

 

 「午前中はどんよりした天気だが、午後から薄日がさすだろう」との天気予報である。梅雨のつかの間の天気、たまった洗濯物は早々吊るした。
予報通り洗濯日和ではなかったが、外に干す事が出来た。60000歩を目標に散歩していたが、このところの雨で遠く及んでない。

 何時ぐずつき、雨がおちるかもしれない空模様、大急ぎで町内散歩に出かけた。生暖かい風が途中突風に変わったが、引き返す考えはサラサラなかった。
しかし、この蒸し暑さは何だ。太陽の直射と蒸し暑さは、熱中症で倒れても不思議でない。運動不足、健康に気遣うのも楽でない。

 途中スマホの万歩計を調べると8000歩近くなっていた。熱中症で倒れないのは、若いころから登山やスポーツで肉体を鍛えていた賜物である。
自宅に帰り着いたら、下着はびしょぬれ、シャワーを浴びたら清々しい気分になった。青空が広がったか思えば、雨が落ちる。洗濯物は入れたり、出したり。狐の嫁入りである。