安息日


 キリスト教では日曜日を安息日とも言っている。私はキリスト教を信じている訳でもないが、学生、サラリーマン時代から、安息日として、日曜日は何もする気はしなかった。
ところが、30歳で独立して60歳までは、日曜日が仕事、気の休まることなく働いてきた。日曜日が安息日にならなく働いている人はたくさんいる。私が特殊な働き方をしているのではない。

 日曜日に働いていた時は、気分が乗らない、仕事に集中できないことが多くあった。日曜日はゆっくりできるものだと身体が覚えていたに違いない。
仕事を辞めたら毎日が日曜日、「おもいっきり自由を楽しむぞー」と、希望に胸を膨らましていた。自由とは朝寝坊して、誰からも拘束されない生活ができると喜び勇んでいた。

 独立して、休みなく働いた自営業の時よりも、30代まで暮らした若い時の習慣が身についている。日曜日はゆっくりし、気分が緩む。月曜から土曜日が体が騒ぐ。気分がしゃんとする!!
何時起きろうが、何時寝ろうが勝手だが、毎日決まった時間に目を覚ます。若い時の習慣は簡単に抜けない。お陰で、ぐうたら生活にはならないで済む。今日は、心かからゆっくりで来た。明日から、普段の生活に戻る。