彼岸の中日ではないが、今日は、お盆の中日である。言うまでもないが、今日ぐらいは誰でも父母、祖父母を思い出すだろう。花を飾り、お供え物はいつもより豪華である。ぶどう、桃、お酒と、仏壇の前は賑やかである。
今年のお盆は台風で騒がしかったが、ご先祖さんも難渋されただろう。11日に俗界に降りられ、16日に天界にお帰られる。私の暮らしぶりをみられ、安心して戻られるだろうか。
 
 昔から、8月は死者を思い起こす月と教えられた。又、8月は戦争を思い起こす。日本の敗戦が決まった日である。敗戦のショックは生まれていないので分からないが、理不尽な死に2度と戦争は起こすまいと誓った日でもある。
敗戦から78年、生活のどん底から、豊かな文明の暮らしを享受している。それもこれも日本が平和国家なればこそである。先祖から引き継いだ素晴らしい日本を、孫や子に引き継いたいものだ。

 長男からお供え物が送ってきた。近所の義妹夫婦がお参りに来た。死んだ者は帰って来ないが、魂は降りてきている。先祖に顔向けできないような行いはしない。
人はこの世を去る時、何を願って逝ったのだろう。私も遠からずあの世に行く。関係のあった皆さんありがとう。