「君がオスカーか」!!

「君がオスカーか」、映画界最高の栄誉とされるアメリアカデミー賞授賞式のスピーチで濱口監督が感激の面持ちで繰り出した言葉である。
「ドライブ.マイ.カー」はブアメリアカデミー賞11部門中、国際長編映画賞に輝いた。私はアカデミー賞最高の栄誉作品賞に輝くものと期待していたが、残念であった。

鬼才の監督のスピーチは目を瞠る。オスカー像お手にして、「君がオスカーか」。中々思いつかない言葉であり、短い言葉の中に全ての思いが詰まっている。言い当てて妙である。
檀上で、俳優の、西島、岡田、霧島さんらに感謝を伝えた。これは日本人特有の他者への思いうやりである。
スピーチ中に、「サンキュー」と叫んだため、終わりのサインと受け止められバンド演奏が始まったと反省していたのが微笑ましい。

アカデミー賞、最高の作品賞に輝いたのは、「コーダ、あいのうた」が受賞した。時代を先取りした多様性を描いているらしいから、是非映画館に足を運びたいと思っている。