がんもと筍の煮物

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   健康友の会の料理教室はコロナ渦で昨年の11月からお休みであった。3月、コロナ感染が大分下火になって、ようやく開かれることになった。
 毎月、第三金曜日が、月一回の料理教室の日である。自慢するようだが、最初から教室に通っているのは私一人である。若い人に譲りたいが、先生から頼りにされていると思うと止められない。
 こんなに長く続くのは、料理教室が、ただ楽しいからである。そして、自分の生活に役立ってようとか、レパートリーを広げようかと決して思わないことである。 
 義務や責任を感じ始めると、自由に楽しめない。教室の仲間と親しく語らい、出来上がった料理を堪能するだけで多くを望まないことである。
 料理教室に通って14年目に入った。14年料理教室に通ってたら、プロ顔負けの達人になっただろうと、からかわれるが、いい加減な気持ちでは料理の上達はほとんど見込めない。
 料理教室に行く道すがら、まわりのサクラは満開である。満開のサクラが見られるのも料理教室に通うお蔭である。何事も億劫になりかけているが、外に出掛ければ、楽しみがついてくる。