白菜漬け

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 最近、家庭づいている。煮しめは作ったし、洗濯も掃除も完璧にこなしている。食事は毎回手作りで、体調もすこぶるいい。
 ダイニングの椅子の籐の敷物がそのままであるが、先ずは合格点だと思っている。連れ合いが天国に旅立つまでは、家庭のもろもろは何ひとつやったことはない。
 最初は大いに戸惑った、私がやらなければ誰がやると、自分にムチ打って頑張っている。それでも慣れない家庭の仕事は失敗の連続で、亭主関白のつけが回って来たのである。
 料理教室に13年通っているが、遊び半分で連れ合いが生きている内は、一度も習った料理の腕を振るったことはない。自慢することでないが、我ながら情けない。
 必要にかられて最近は台所に立つようになった。調理してくれる人はいないので得ある。箸を握って料理が出てくる生活はとっくに終わったのである。
 山友から、白菜漬けを教わって、漬けてみた。白菜を4分の一に切り、日陰で天日干し、丁寧に塩を葉の間に摺りこみ、唐辛子を間に置いて、そして重しをして終了。
 やってみると、簡単で難しい作業でない。面倒がらずやる気さえあれば主夫になれる。