「盆の法要は中止します」と、お寺から通知が来た。コロナのせいで信者の集まり
が三蜜にがいとうするらしい。三蜜を避ける方法もあるはずだがそれでは講話もなり
たたない。
毎年、先祖の墓参りを欠かしたことがないのだが、今年はコロナ感染症の流行で
二の足を踏んでいる。墓参りに立ち寄ることでさえ地元民の白い目が気になるのである。
盆の帰省は都会で働く者にとって、育った田舎との交流の大切な行事なのである。
ところが、歓迎するはずの田舎の誰もが、今年は遠慮して欲しいと断っている。
私の息子、娘夫婦も県外で所帯を構えている。心ならずとも今年は帰省は遠慮する様に言いまわしている。日本人の長年の風習はコロナに降参している。
散歩でバイパスを通り抜けたが、3連休でお盆前にも関わらずガラガラである。待つ方も,帰る方もコロナの感染を心配している。悩んだ末、帰ったとしても、ご先祖様は喜んでくれるだろうか。