名水

 いつもの癖で、朝刊を取りに玄関を開け、空を見上げた。曇っているが雨は落ちてない。この調子だとリビングに干してある洗濯物は外に出せる。
すっかり主夫になっている私は、変われば変わるものである。新聞受けに手を伸ばすと、空っぽである。 そうだ今日は新聞休刊日である。
 
 昨日まで線状降水帯の洗礼を受けていたが、雲は立ち込めていたが、東の空は明るかった。
鬱陶しい雨であるが、梅雨の時期たっぷりの雨が大地を潤さなければ熊本市民は干上がる。
熊本市民の命の源は天から授かる雨のお陰である。阿蘇に、大津、菊陽、西原村に降った雨は、悠久の時間をかけ熊本の地下に到達する。

 時には大水害、洪水をもたらす雨が、天然水としてよみがえり、「熊本の名水」として全国に知られ、「水の都」と呼ばれている。
毎日ぐずついた天気が続いているが、感謝しなければならない。熊本県は有名な水源が点在している。この夏、水源周りでもして涼を感じて欲しいものである。