2.26事件

 NHKラジオ深夜便を聞いていたら、2,26事件が起きてから88年になると言っていた。そう言えば今日は2月26日である。
高校の教科書では近代の出来事は時間切れで、詳しくは授業で取り上げることはなかった。民主主義社会では重要な出来事であると講義を受けたことがある。

 軍部の若手将校が決起してクーデターを決行したのである。このクーデターから軍部の政治に介入が強まり、戦争に突入していったのである。
戦後、軍部の政治への関与の反省から、国民主権文民統制が民主主義の大きな柱になったのである。

 クーデターの背景には、政治の混乱、腐敗が起因している。今の政治状況によく似た状況にある。軍部が政権を担うことは絶対避けねばならないが、武力には民主主義は無力になることもありうることはミャンマー政権で明らかである。
民主主義を守るには、政治家の腐敗、不正で信頼が揺らぐことが一番危険である。政治家は襟を正し国を治めてもらいたい。