立田山散策

ナンバンキセル 

 散歩の会は4名の参加者であった。集合場所のクスノキクリニックから立田山まで、道の両側の草花、木々を眺めながら歩いていく。立田山駐車場にしないのは散歩の会の矜持である。 しかし、散歩の会は当たりまで有るが、歩くだけでない。名目は立田山散歩であるが、着くまでの途中が面白いのである。散歩はとにかく面白くなくてはならない。健康第一、それに、新しい発見がある。

 朝からだいぶん涼しくなった。それでも温暖化でまだまだ残暑が厳しい。歩き始めると太陽の光が恨めしくなり、影を求めたくなる。 栗が、空き地や、道路に落ちていたりする。みんな子供に還って大はしゃぎして拾い出す。先月まで見られなかった草花が、土手や道路端に見え隠れしている。    

 「これは、何の草花だろう、何の木々だろう」、普段は見向きもしない植物に興味が湧いてくる。そんな時たちどころに解決してくれるKさんが懇切丁寧に教えてくれる。 知らないことを知りたいのは、人間の本能である。散歩もできて、知的本能も満足させる散歩ンの会にたくさんの人が入会してもらいたい。暇人集まれ!!