小正月

1月15日、小正月、ドンドヤである。正月飾りや、しめ縄を燃やして正月の気分とおさらばする、けじめの日でもある。
たまたま今年は本日が日曜日で、昔から続いている伝統行事に参加する機会もあるが、15日が祝日(成人の日)でなくなってから子供の参加が途絶えた。

子供の内、地域の伝統行事に参加することが、地域、故郷の愛着につながるし、情緒面にも良い影響をもたらすはずである。
私は高校生まで、モグラ打ちやドンドヤに参加していたが、情緒面で良かったかと言えば、私に限つて言えば、こころもとない。

ドンドヤで、書初めを空高く飛ばすと習字が上手くなると信じていた。ドンドヤの火で鏡モチを炙って食べると、一年中健康で暮らせると大人から言われていた。
孟宗竹や真竹を組んで、藁で囲み、火の手があがる。赤々と燃え上がる炎は、身体を十分温めてくれる。これから一年間頑張る意欲が湧いてくる。