過疎化

熊本に住んでいるが、故郷に住んでいるとも言える。熊本市内に近い新興住宅に居お構えると、山都の実家が故郷に思える。
美里のフットパスコースを歩いていると、山都の実家を想い出す。美里町小崎は57軒あった所帯が36軒に減少したと古老が嘆いていた。

山都の実家の集落は9所帯助け合って暮らしていた。今はどうだろうか。9所帯が3所帯に減少している。残りの3軒も後継ぎはいない。遠からず消滅するに違いない。
故郷は遠きにありて思うもの、もの悲しい響きであるが、近くに居ても、故郷が寂れていくのは忍びない。

美里の小崎集落は40%減少している。事情は違うが我が実家の集落は70%近く減少している。小崎集落も一人暮らしが多いと言うから、過疎化は逃れられない。
空気の澄んだ、パノラマの雄大な風景も地元の人々が暮らしていればこそである。都会の喧騒の下で暮らしてい我が身を、反省している。