世界最高齢119歳の田中さんは今年の4月亡くなられた。明治、大正、昭和、平成、令和の5時代を生き抜かれた。
長寿の祝いは、還暦から始まり、古希、喜寿、米寿、傘寿、白寿ぐらいまでは知っている。お祝いを節目節目でするのは先人の知恵であろう。
75歳の私は喜寿までは生きてお祝いをしたいと思っているが、入院してからそれもおぼつかなくなっている。
節目のお祝いは賀寿と呼ぶらしいが、世界最高齢だった田中さんは百歳になってからどんな賀寿を受けたのだろうか。
白寿は99歳、その上の賀寿があるのは、この齢まで知らなかった。知らないことが多すぎる。世の中は広くて深い。
108歳が、茶寿、茶の字を分解すると、108になるそうである。根拠があるのである。120歳を大還暦と呼ぶらしい。120歳まで生きるのは至難の業である。
流石に大還暦の上に賀寿はないらしいが。田中さんは大還暦目前だつた。