帰省

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  エリアメールがけたたましく鳴り響いた。一昨日から降り出した雨は弱まるどころか増々激しくなった。そして我が町内に全員避難指示が出た。
 我が町内にそんな逃げ出すような危険な箇所があったのか、間違いでないのかと不思議な指示である。町内放送も静かなままである。
 午後から公民館でマージャンの予定だが、考えてしまう。それでも役場が町民の安全を考えての指示なので有り難くお受けしよう。
 久しぶりに実家に帰省しよう。もう帰省を迎える立場だが、コロナ禍で子供たちは動けないので、父母、兄夫婦がいない家に久しぶり帰省しようと計画している。
 実家には、祖父、父母、兄嫁の微笑んだ写真が飾ってある。鬼籍に入ってしまえば、当時のままで、歳とることはない。
 遺影は笑った写真などない。かしこまった写真だが、私には微笑んだようにしか見えない。「よく来たよく来た」と、笑って歓迎しているようにしか見えないのである。