悲しき五輪

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  週刊誌はめったに買わない。本屋が遠くなったせいもあるが、世の中のことにあまり興味が無くなったのが主な理由かもしれない。
 週刊文春の記事に、「悲しき五輪」沢木耕太郎の特別寄稿の文字が飛び込んできた。沢木フアンを自認する私は購入しない訳にはいかない。
 沢木さんは、ドキメンタリーの書き手で通っている。今まで、ロスやアテネ等数多くのオリンピックの表、裏を取材している。
 見出しに、「悲しき五輪」とはなんとセンセーショナルな言葉だろう。沈着冷静な沢木さんが吐露する言葉だろうか、一瞬我が耳を疑った。興味津々読みたい!!
 購入のいきさつはその通りだが、東京オリンピックは目の前に迫っている中、沢木さんの主張したい思いを、理解しようと丹念に読み取ってみた。
 コロナ禍の厳しい戦いが続く中での開催。そこには、「大義」も生じようがなく中止すべきであると結論付けている。