学校現場から、皆勤賞の廃止の動きが出ている。新型コロナウイルス禍の中、子供が体調不良を押して登校すれば感染の拡大を招くと言う理由だ。
昔の話をすると、嫌われるが、少々の熱や体調不良があっても学校に行くのが当たり前で、家族も尻を叩いて送り出していた。
餓鬼大将も、成績が悪い子も、卒業の時皆勤賞を貰ってヒーローになって、目立地帯と頑張ったものである。このことが社会に出ても役に立っていた。
自慢する訳でないが、私は小中学校で無欠席の皆勤賞を貰った。生れた時は、お袋の母乳が出なかったため、青白い病弱であった。
両親は心配して、努めて外で遊び回る様躾けてくれた。お蔭で小学校に上がる頃には
丈夫に成っていた。中学校では4kmの道でも難なく通っていた。
皆勤賞を貰ったのは私の誇りである。ところが、社会は皆勤賞の制度は消えたに等しい。体調が悪い時はしっかり休んで、無理して出社は悪であるとの風潮が根付いている。
皆勤賞と継続は表裏一帯のはずだが、時代は成果主義になっている。