男も女も引き際が大事である。地位にしがみついて、いつまでも手放さい、老害である。バイデンアメリカ大統領は指名を受けていたにも関わらず、選挙戦撤退を表明した。
バイデン大統領は男のメンツをかなぐり捨て、潔く後進に道を譲った。
これがアメリカの民主主義が機能している証拠だ。細川元総理は、「権不１０年」を政治哲学にしていた。権力は必ず腐敗する。権力者は１０年で身を引く。
私は細川さんの政治哲学、信条に共鳴しているが、バイデンさんの大統領指名撤退は、引き際が見事である。周りの勧めがあったとしても最後はバイデンさんが決断したのである。
一方日本はどうだろうか。熊本県知事は１６年、安部元総理は途中辞任したものの長く政治の頂点に居座り続けた。その結果、忖度政治、政治は腐敗してしまった。
岸田さんは、権力についてそう永くないが、党内かから辞任論が高まっている。バイデンさんのように引き際を誤ったら、政権が野党に移りかねない。是が正常な民主主義である。
