アルツハイマー病

 3日掛で庭の手入れに精を出した。朝食もそこそこに頑張った。しかし歳には争えない。一気に片づけようと張り切ったが、すぐに息が上がって、休んでばかりで、はかどらない。 出るのはため息ばかりで、こんなはずじゃない、まだまだ若い者には負けないと鞭打って頑張ったが、狭い庭に3日かかった。自分ばかりがわかっていない。私も世間並みに歳とっている。    

   私の東京の兄貴は晩年アルツハイマー病を患った。認知機能も衰えて義姉に煩わせた。よく転ぶし、道に迷って警察の厄介になったこともあった。 若い時、どんなにしっかりしていたとしても、アルツハイマー病を患ったら子供に還る。家族は付き切りなり、家庭生活は破壊される。怖い病気である。    

   国内に600万人の認知症の患者がいるそうだが、症状を抑えるアルツハイマー新薬、「レカネマブ」が日本で承認された。軽度認知障害には病気の進行を遅らせる効果がある。治るなら有難いが? 新薬「レカネマブ」の価格は390万円。保険が認められると、我々も利用できる。軽度認知症の時、服用しなけれな効果がない。俺はまだ軽度認知症でない!!年寄りは頑固だ。