ドーカイ!ドーカイ!藤崎八幡例大祭

 山友の招待で藤崎八幡宮例大祭を観に行った。山で鍛えた体、厳しい残暑の中でもヘッチャラと勇んで出かけた。4年ぶりの通常に近い規模で開催されると聞いていたので楽しみであり、期待できる。
新型コロナウイルス禍を乗り越えて57団体が参加する。勢子1万1千人、今までのうっぷんを発散させる。祭りは異常に魂を高揚させる。

 勢子たちのラッパや太鼓を盛大に響かせ、ひとりでに足踏みしたり、ズムに乗る。勢子も観客も一緒になって、踊ったり、手拍子したり、祭りの醍醐味である。
馬追は、動物虐待の配慮から大人しくなり、昔を知る私からしてみれば、物足りない。しかし時代の趨勢、変わるのは仕方ない。

 昔はなかった、馬に水を浴びせたり、給水したり動物愛護の精神が見てとれた。熱中症で救急車が行きかい、馬だってしんどいはずである。
街頭には多くの観客が詰めかけ、さい銭を投げたり。勢子らが、「ドーカイ!ドーカイ!」と声を張り上げてかけぬけるのを、時間を忘れ見とれていた。山で鍛えた体は、へばりはしなかったが、きつかった。