ウナギのかば焼き

いつから土用の丑の日にウナギを食べるようになったのか?私が小さい頃、私の田舎ではそんな風習はなかった。
家の前の滑川にはウナギは棲んでいなかったし、都会から取り寄せることは、頭になかったし、考えも及ばなかった。

日本が豊かになり、栄養あるウナギを庶民が口にするのは良い世のなかになつたと素直に喜ばしい。先日山友と一足先に「ウナギの徳永」に栄養をつけに出掛けた。
96歳の山友が、「日頃せわになっているから私が勘定もちます」と真剣な眼差しで懇願された。辞退したが断るのも大人げない。

ウナギのかば焼きは高価だし、散財されるのは申し訳ないと思いながらも、御馳走になることにした。
ところが、テーブルに運ばれてきたのが、ウナギ特上定食ではないか。特上ウナギ定食は美味しく、ごはんのおかわりを何度もした。今度は私が誘う番だ!!