穀雨

公民館にマージャンに出掛ける時は雨は降っていなかったが、帰りには本降りになっていた。こんなこともあろうかと、傘を持参していた。私にしては上出来である。
今頃の雨は穀物にとって恵みの雨である。成長を促す雨を、「穀雨」と呼ばれている。昔の人は自然と共に生きていた。

町議選の当選者が確定した。近所から出馬したKさんが健闘むなしく届かなかった。何時も顔を合わせるので、何と声を掛けたらよいか言葉も無い。
選挙の事は詳しくないが、選挙で落選すると、親の死より悲しいと田舎で聞いたことがある。全身全霊頑張ったの報われなかったのは、悔しさも倍増するだろう。

異色の経歴の持ち主のO氏はダントツのトップ当選だった。高学歴が偉い訳でもないが、東大卒で町議選に挑戦するのは珍しい。
田舎の選挙は、エリートが当選するとは限らない。落選するだろうとの大方の予想であった。選挙は社会とは違う。当選した途端、やはり東大卒は違う。大衆は変わり身が早いのである。