危険な暑さ

ラジオから流れてくる、「危険な暑さ」に耳を疑った。以前っ聞いていたのは猛暑、酷暑、炎暑、暑さを表す言葉だ。
「危険な暑さ」とは何とストレートな表現である。真っ昼間、出歩くと命の危険がある、命の危険があるから高齢者は家に閉じ籠るよう警告に聞こえる。

気象用語はお役所言葉でなく心に響くようにっ過激になった。普通に言葉をかけていたら聞き流して緊急事態に役にたたないと思ってのことだろうか。
昼食をとってブログを書いているが、室内でも座っているだけで汗が吹き出してくる。尋常な暑さでない。この暑さで散歩でもしたら、間違いなく熱中症になって命の保証はない。

今までのように猛暑の言葉では人々は動かない。命が危ない、命の危険が、「危険の暑さ」と呼びかけたらのんびり屋の人でも耳を傾けるだろう。
安全、安心の日本。この言葉も忘れ去れるだろう。おどおどしい過激な言葉が街に溢れるなら困ったものだ。生きていると色々あるものだ。