おぼん玉

f:id:sin0501:20210830142033j:plain

f:id:sin0501:20210830142116j:plain

 今年のお盆は、大雨の3日間であった。実家に帰省し神棚に花の一つも供えようと思っていたが、雨に負けてしまった。
 「盆と正月が一緒に来た」とは、嬉しい事、楽しいことの極みの事である。子供の頃、盆と正月には決まって新品の洋服が枕元に置いてあった。
 我々の子供の頃、正月にもらえる小遣いをお年玉と言っていたが、我が家では、雑煮やご馳走を食べるのがせいぜいであった。
 子供たちにお年玉をあげるようになって、親の自覚や責任が出来たように振り返る。孫が年始の挨拶に来るようになって、お年玉を渡す楽しみが増えて来た。ジジバカである。
 ところが、最近少子化か、裕福になったのか、「お盆玉」なる、耳慣れない言葉が生まれたらしい。孫に媚をうるジジ、ババが多くなったのか嘆かわしい。
 何でも、お金に結び付けて、お金で解決する風潮は、教育上好ましいとは言えない。「可愛い子には旅をさせよ」の、諺があるように、「お盆玉」は、甘やかしに過ぎない。