文芸春秋

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  文藝春秋の発売日は毎月10日である。よっぽどの用がない限り当日本屋に直行する。
本屋が移転して、遠くになったせいか、近くのコンビニでもスーパーで購入することが多くなった。それで本屋に出掛けることが少なくなった。
 時間つぶしをするのが、この上ない楽しみの一つだったが、いつの間にか出不精になり貴重な潤いの時間を失くしている。
 世の中の動きや、流行を知るのに本屋は最適の空間である。パソコンやテレビ、スマホと言った通信手段は私には馴染めない。
 活字や目の前の写真でないと、脳にすんなりと入っていかないし、信じることが出来ない。世の中はデジタルがもてはやされているが私には馴染めないのである。
 今回は、暇でもあったし、久しぶり引っ越した本屋に時間つぶしに出掛けた。新刊本、文庫本、それに流行のファッション誌、ワクワクする瞬間だ。
 求める本の会計を済ましに行くと、対面でなく全てデジタル決済である。苦手な私は店員さんの窓口に直行した。機械より温かみのある応対が好きである。