山友の情報で小国町黒川の、石松野草園にお邪魔した。野草には時季外れと思ったが、晩秋の野草園にも興味があった。しかし、山奥の場所なので、たどり着けるか一抹の不安が募った。
開通したばかりの新ルートは使わず、ゆっくりのんびりの旧ルートを選んでのドライブを選択した。時間はたっぷりあり、狭い日本そんなに急いでどうする。
麓では紅葉にはまだ早いが、瀬の本、くじゅう連山の紅葉はすでに盛りは過ぎている。それはそれなりに趣きがあって美しいい。
石松野草園は、黒川温泉の近くであったが、曲がりくねった険しい道の先にあった。途中で道に迷ったが、場所を聞くのに周りに人家はなく往生した。
それでも、地元の人を探し、何とか野草園にたどり着いた。苦労を厭わない心構えがなければ、山奥の旅は頓挫する。
２ヘクタールの土地に、退職後の趣味で野草園を開所したと、朴訥な語り口で案内された。勲章は貰わなくとも、地道に生きていらっしゃるのには頭が下がる思いである。
