梅雨

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 元来私は雨模様が好きである。雨には独特な哀愁を感じるし、当然だが暗くて明るくないのがいい。

 だからと言ってキラキラした太陽の下が嫌いなわけでない。雨には雨の風情がると言った方が的確かも知れない。

 それにしても近ごろの雨の降り方は尋常じゃない。地上の楽園みたいな高原の人吉市が地獄絵みたいな状況に陥っている。

 人吉市街を呑みこんだ球磨川の水は10メートルに達したと言う。それも一瞬にして瓦礫の山に、目を覆うばかりである。

 地震の影が薄くなったと思ったら、コロナ感染症でてんやわんや、それもつかの間、大水害、踏んだり蹴ったりである。それでも雨が嫌いになった訳でない。