茗荷

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  台所の裏に猫の額ほどの、ほんの小さい菜園を持っている。ニラやネギを植えたりして重宝していた。しかし日当たりが悪くそれとも栄養不足かその内消えてしまった。

 茗荷は日当たり関係なく成長すると苗屋の親父に教わった。前の庭の家庭菜園に植えていた茗荷は、何年たっても収穫がはかばしくなく、5-6年前に裏に移植した。

 米のとぎ汁、野菜のクズ等をこまめに与えると、茗荷はわが水を得たりと思えるほど勢いが増してきた。苗屋の親父もだてに商売を続けている訳でなく、的確なアドバイスであった。

 それから毎年、近所におすそ分けするほど豊作が続いている。特に雨が、梅雨が長い時ほど茗荷は顔を出す。今年もご多分に漏れず大豊作である。

 茗荷を食べすぎるともの忘れをするとの、言い伝えがあるが、学問的にはどうであるか確かめたことはない。植物講座に通っているが、若い先生に事の真偽を確かめたいと思っている。それまでは豊作だからと食べすぎは戒めたい。