文化勲章

 文藝春秋2月号が発売された。まだ1月だのに2月号、出版界は気の短い人が多いのだろう。1月に2月号を読むのは首をかしげるが、流行の先取りの意味があると聞いたことがある。
先ず最初に読むのが、巻頭のエッセイである。エッセイの中でも、塩野七生さんのエッセイに目が釘付けになる。

 塩野七生さんの、「ローマ人の物語」48巻は読み上げたが、目を通しただけ、頭には残らなかった。日本人なのにやけに外国に詳しい人もいるもんだと、フアンになった。
塩野七生さんの今月号のエッセイを読み始めたら、塩野七生さんが文化勲章を受賞されたとエッセイに書いてあった。

 塩野さんのフアンとして文化勲章受賞を知らなかったのは、迂闊であった。文化勲章を受賞するのは偉い先生だと相場は決まっていると思っていた。
歴史学者、それも外国が舞台の歴史学者北野七生さんがが文化勲章の栄誉に輝くなんて驚きである。遅まきながら、塩野さん、文化勲章受賞おめでとう!!