入試の季節

熊本県立高校の入試が始まった。郡部の高校はほとんどが定員割れ。熊本市内の高校に応募が集中して競争が激化している。
熊本では、中学生にとっ、高校入試が最初の人生の試練だが、定員割れの状態では試練もあったものでない。全員入学で天下泰平である。

少子化ですべての高校が定員割れなら、受験勉強もしなくてよい。そんな日が来るかもしれない。人格形成の上で受験勉強ほど無駄なものはない。
スポーツ、自然観察、友人知人の交流、登山、旅行、若い時でなければ経験できないことがたくさんある。机の前の勉強も必要だが、ただ暗記するだけの受験勉強ではイノベーションは発揮できない。

希望で胸弾ませる世代が、勉強部屋で、こもりきりの生活は決して面白うはずがない。受検がなくなれば、ゆとり教育で皆がハッピーになれる。
社会の登竜門の受験が今日で終わりである。受検を経験して;たくましい大人に育っていくが、楽しくなければ少子化は止まらない。