偶然と想像

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 濱口竜介監督の「偶然と想像」を鑑賞した。濱口監督は新進気鋭の鬼才と脚光を浴びている。その才能は海外まで評価されている。
 偶然と想像の作品がテレビで取り上げられていたのを、偶然目にした。評論家のこの作品は一度見る価値があると、ほめちぎっていた。
 偶然テレビで目にしたのが「偶然と想像」、これは観ない訳にはいかない。それも映画界の鬼才濱口監督の作品だったら尚更である。
 上映時間2時間余り、3つの短編から成り立っている。走っている車の中から始まった。暗い車内で、やたらと話す場面があり、車の移動はあったが、場面の動きは少なかった。
 1話、期待外れで眠くなったのが本当の所である。何が言いたいのかさっぱり解らない。解らないことが映画のいい所である。
 2話、頭を柔軟にしていないとついていけない。奇想天外なのが映画なら、その点ではいい映画である。
 3話、やっとまともな展開が心に響いた。1,2話が文学的に理解しなければ眠くなるが、「偶然と想像」は3話で腑に落ちてくる。