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  年末になると今年の総括なるニュースが氾濫する。日本、世界の重大ニュース然り、スポーツ、芸能、訃報、流行語大賞。お寺の掲示板大賞なるもの昔はなかったし、頭を傾げる代物もある。
 それにしても、今年は静かな年の明けだった。初日の出を近くの飯高山にいった。家から車で行ったらものの5分もかからない。
 目を手術してから、陽が沈んでから運転することはない。初日の出を拝みに歩いて行く。陽が出てからでは、初日の出を拝みに行く馬鹿はいない。
 初日の出の人出は毎年多くなるばかりで、今年は特に混雑していた。眺望のいい位置には、混雑の極みであった。肩が触れわんばかりであった。
 押し合いへし合いでも、誰もが笑顔で太陽が顔を出すのを待っていた。しかし、来年の初日の出では、密になれば、コロナで寛容さを失い、怒号が飛びかう事態になりかねない。
 人出や密になることを、笑顔で迎えていた今年の初日出光景は願うべくもない。自主警察、感染の恐怖、人間の弱さや、醜さが浮き彫りに透けて見える。