「破局」

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 13日は盆の入りである。例年なら故郷で盆の行事を過ごそうと帰省客で、駅や空港は大混雑であるが、今年はコロナ禍で閑散としている。
 三蜜を避けるとなると、出掛けるのは二の足を踏み、猛暑の中家で過ごすことになる。
大人は少々我慢できても、子供のいる家族はそうはいかない。
 私は家に籠ることは厭わない人間である。テレビのロードショー、ワイドショー
を観たり、本を読んだりして過ごすのが好きである。
 芥川受賞作2作が発表された。「首里の馬」(高山羽根子著)「破局」(遠野遥著)
早速、買い求めて興味ある「破局」から取り掛かった。
 題名が気に入ったからで、世俗的な興味で、最初に「破局」を選んだだけで、たいした
理由などない。
 読み進めていくと、簡単な構成で読みやすく一気に読んでしまった。感動することなく、
何を訴えているのか私にはわからない。駆け出しの作家だから、時代が違うから理解できないのでなく、私には駄作だと思われる。