オルレ

 オルレとは、「通りから家に通じる狭い路地」と言う意味だが、韓国から来た言葉である。最近オルレがブームになってあちこちオルレコースが設定されている。

 景勝地や有名仏跡でガイドの説明に飽きた旅行者は、自分の足で、路地裏の歴史を探り始めたのである。

 オルレブーム、外国語で表現してさも目新しい旅の形態のようだが、そうでなく日本こそ旅の先駆者であった。

 その代表的な旅が、四国の遍路、八十八か寺巡りである。狭い路地裏だったり、遠い昔と同じ道をたどり多くの旅人が行き交っていたのである。

 そこには宗教色があったが、ブームであるオルレと全く同じツーリズムである。私が所属している散策クラブは、ブームに乗った感もする企画が目白押しである。

 天草、松島千厳山コースは、海あり山あり、路地裏神、神社閣すべて揃った理想的なオルレコースである。

 疲れていたのか、紹介したコースを写すすスマホ、カメラのの操作まで気が回らなかった。言葉で説明するより、一枚の写真がと悔しいが、後の祭りである。

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