月命日

 連れ合いは平成30年11月29日に天国に旅立った。今日は5月29日、月命日である。月命日には子供たちは納骨堂にお参りしている。

 夫である私は月命日に納骨堂にお参りに行ったことはない。夫であるのに、お参りしたことがないと冷たいとのそしりを免れない。

 だけど夫である私はそう思っていない。それには私なりの言い分がある。私は葬式が済んでこの方、家に居るかぎり一日たりとも、朝夕の陰膳を欠かしたことがない。

 魂がある仏壇に毎日お参りするのが、何よりも大事だと私は考えるのである。月一回命日にお参るするのは大事かもしれないが、私は日ごろのお勤めが大切だと考えるのである。

 それでも、たまには納骨堂へ連れ合いの魂会いに出かけ、今までの苦労に感謝し手を合わせたいと思っている。

 まだまだ、連れ合いが亡くなった悲しみは癒されていないが、もうすぐ初盆、何時までも落ち込んでいては、連れ合いの魂も浮かばれない。私が元気になることが、連れ合いの供養になることであると思う。

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