タラの芽採り

 天然の山菜は本物の味である。肥料も水も手入れもなく自然そのままの状態で成長し、それを我々が頂く。旬の味が受け継がれ体にも一番優しいのである。
タケノコ堀で一番難しいのは、地上にわずかに芽を出しタケノコの先端を見つけることである。4~5cm延びたタケノコは誰でも探し当てられる。

 ほんの少し靴底に当たる程度のタケノコを芽を探し当てるのは至難の業である。根気と美味しいタケノコを食べたい執念のなせる業である。
地下に埋まったタケノコは、地上に芽を出したタケノコの味とは、雲泥の差がある。掘り上げるには相当の苦労はあるが、旨いものはそう簡単に手に入るものでない。風味がよく、えぐさはなく、柔らかく絶品である。

 今回はタラの芽採りは空振りに終わったが、自然を相手ではしようがない。タラの芽は高級料亭でしか口に入らないが、最近は温室でも栽培され、八百屋さんの店先に並んでいる
高森、草部の山奥の天然タラの芽は香り、味、温室育ちのタラの芽とは比べ物にならない。急斜面で棘に刺さりながら採ったタラの芽の味は最高である。

アウトドア

 昨日はタケノコ堀り、今日はタラの芽採り。2日続けてアウトドアで春を満喫している。このところぐずついた天気が続いてイライラが募っていた。
自然現象、誰に文句を言いようがない。熊本空港の西側に国有地の竹林がある。大雨が続き、それに暖冬、タケノコの芽出しが早まる条件が揃っている。

 去年より10日早いが、様子見に竹林に行くことにした。採れなくとも野山の空気に触れるだけで楽しいのである。勇んで出かけた。
山友の知らせでは、近所の八百屋さんには大きなタケノコが並んでいるとのこと、期待が膨らむ。タケノコ堀り歴?十年の私が、タケノコを見つけられず、素人の山友に完敗した。

 タケノコの芽出しが早いなら、タラの芽も早いはず、秘密のタラの芽の自生場所に行くことにした。高森の草部、予想は見事に外れた。
それでも、昨日今日、アウトドアで思い切り楽しんだ。収穫が多いに越したことはないが、自然相手だ、気長に楽しもう。 

サプリメント

 私は医師から処方された糖尿病の薬を朝食後2錠飲んでいる。5年前までは前立肥大症のくすりを2錠のんでいたが、術後止めている。
サプリメントも医師から処方され、朝食前ビタミン1錠と漢方薬2袋飲んでいる。ビタミンは保険外で実費支払っている。

 それもこれも健康を願って忘れず服用している。退職後毎日飲んぢるが、もう習慣になって飲まないと一日が始まらない。
薬に頼らない健康体で過ごしたいが、日頃の不摂生が重なり病気と付き合った生活を余儀なくなっている。

 健康を維持したい、快適な暮らしを望まないものはいない。健康を願って服用したサプリメントが、逆に健康を害した。死人も出た。笑い話にもならない。
信じ切って、何の疑いもいなく薬を服用しているが、危なっかしい。薬に頼らない、日頃の節制が大事である。健康長寿、6000歩、歩くぞ!!

春の嵐

 折角花見のシーズンなのに雨が多い。昨日晴れたたのに2日ももたず、今日は雨風が吹き荒れている。
さくらの花の命は短い。花見シーズンにひと稼ぎしようと思っている業者はしかめ面らだろう。自然現象にはお手上げである。うかうかしていると寂しい花見シーズンになる。

 4月2日に山友たちと花見を予定している。山友の皆さんの予定を調整して、次に桜の開花を予想しなければ日程は決まらない。
天気予報は当たるも八卦、当たらぬも八卦、4月2日は良い天気になると信じなけtレば、花見の日程は組めない。

 桜の花見は、花が咲いていなければ、散ってしまえば成り立たない。丁度、満開に当たれば拍手喝采、花見の予定は難しいのである。
今回は、雨が降ろうと、槍が飛ぼうと、花見は4月2日に決めた。あれこれ事情を聴いたりすると、物事は決まらない。花より団子、料亭はすんなり予約を入れた。

さくら開花宣言

 熊本地方気象台は23日桜の開花を発表した。今年は暖冬にも関わらず、平年より4日遅く開花した。暖かいから早く咲くとは限らない。
さくらは生きものだ。冬の十分な寒さで目を覚まし、開花への準備を始める。今年は暖冬で開花の準備が遅れたのである。

 芽出しの雨、暖冬だけでは、桜は開花に至らないのである。さくらは、人間と同じように成長するのに辛苦を与えなければ一人前にならない。
熊やさくらなど、冬眠動植物は、周りが暖かくなれば、目を覚まし穴から出てくるが、さくらは反対に寒さの刺激を与えると開花が早まる。

 植物や動物が、春に冬眠から覚めることを、「冬眠打破」という。人間は年から年中忙しく動き回っている。朝起きて夜寝るまであくせく働いている。
たまには、半年間ゆっくり冬眠したいものである。温泉に長逗留したいものである。狭い日本そんなに働いてどうする。

鳥風

 みずみずしい感覚がなくなった。ブログを書いていても新しい言葉は浮かばないし、同じ言葉の繰り返しになっている。
自民党公明党の老練な選挙戦、彼らの戦法を表す言葉がなかなか出なかった。歯がゆくなったが、頭が錆びたのだと妙に納得した。

 後になって、蒲島、木村陣営の選挙戦は、「なりふり構わず」の地に落ちた戦法だ。「なりふり構わずの」の言葉がすぐ出ないことが、「みずみずしさ」がなくなった証左である。
今まで政治にかかわったことがなかったが、今回は友に引かれて幸山さんを応援した。結果、落選したが、くやしくてくやしくて、歯ぎしりするほどくやしい。

 幸山さんは2度落選、3回目の挑戦、選挙の落選は親の死より残念で、悔しいと言われている。4度目はないだろうが、よく頑張った。本物の政治家である。
昨夜から午前中まで雨や風が荒れ狂った。今の時期の風は、「鳥風」と言われ渡り鳥が利用して北国に帰っている。幸山さんは鳥風を味方に、老練な政治家に打ち勝って欲しかった。

幸山氏敗北

 県知事選の結果、幸山さんは善戦むなしく敗れ去った。鹿児島の友人Mは幸山さんの応援に2回も駆けつけた。
延べ6日間奮闘してくれた。私も一緒に回ったが反応は確かに良かった。蒲島県政にもう辟易して、蒲島県政の継続は望まない意見が多く聞かれた。

 私と友人Mは、県民は幸山さんに風が吹いていると、意を強くした。風が吹いていても有権者が投票所に足を運んでもらわないと、当選は覚束ない。
組織票頼みの木村候補と違い、幸山さんはどこの党にも属さない。浮動票頼みの幸山さんは天気が投票率に関係する。

 投票日はあいにくの大雨警報、散々な天気だ。投票率は前回を上回ったが50%には満たない。浮動票頼みの幸山さんには不利だ。
友人Mは天気だろうと雨だろうと、天候に左右されない足腰の強い基盤を強くしないと戦いには勝てないと警告する。新知事に木村氏が当選した。木村氏の奮闘を祈る。