コロナ渦

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  私は温泉大好き人間である。温泉が苦手な人はいない、日本人は温泉好きの民族である。肩まで浸かって、大きく呼吸をすればこの世の春である。
 温泉から上がって浴衣に着替えれば、太閤秀吉の気分になれると、庶民の楽しみを言い当てている。
 熊本は温泉県である。有名なところで、菊池、山鹿、日奈久、内牧、数えればキリがない程あっちこっちにある。
 私の一番身近な温泉は、菊池、薬師温泉である。通いだして30年近くなる。湧きだす温泉は豊富で、飲んでもよいことになっている。
 4月になって2回目になるが、前回気付かなかったが5月で閉館する旨の張り紙が玄関に貼ってあった。寝耳に水である。
 受付の娘さんに閉館の理由を尋ねてみた。コロナ渦では利用客が激減して採算が合わないと下を向かれた。コロナはひなびた温泉まで犠牲にしている。