共通1次試験はすでに実施されている。自己採点をもとに志望大学を決める建付けになっている。大学受験はすでに始まっている。
それに、推薦入学、総合選抜、スポーツ推薦、試験なしで入学制度をほとんどの大学が実施している。国立大学も採用している。優秀な学生を早めに確保したいからである。
６０年前の大学受験は一発勝負で、共通テストも推薦入試制度などなかった。特別な才能があっても、普通の学生と同じように、入試テストを受けなければならなかった。
私は、関東の大学３校受験した。すべて不合格、お先真っ暗で呆然となり、進退窮まった。予備校にいくか、就職しようか、御飯も喉を通らない。
私が大学に行けたのは、２次募集のお陰である。２次募集がある大学は１次募集で定員に達しなかったからで、ベビーブーム世代の受験ではまれであった。
捨てる神もあれば拾う神もある。諦めてはいけない。大学に行ってよかったか、就職した方が良かったか、神様しかわからないが、誰のせいでもない自分が決断したことだ。
