秋霜烈日

 ユーチューブの漢字読みクイズを頭の体操代わりに観ている。必死に答えを考えているが、正解率60%いけば良い方で、日本人としては落第である。
正解すれば気分いいが、読めない漢字があると落ち込んでしまう。しかし、知らない漢字が出ると、新鮮な気がする。漢字文化のある日本において、知らない漢字がこんなにたくさんあるとは無学を恥じる。

 「秋霜烈日」は読めるには読めたが、どんな意味かお手上げであった。意味が解らないと、そのうちうやむやになり忘れ去ってしまう。
東京地検が政党の裏金問題で捜査を開始した。捜査の過程で評論家が検察を評して、「秋霜烈日」の言葉を発した。どこかで聞いた言葉がある。そうだ漢字クイズででてきた、「漢字だ!!」。

 秋霜烈日は、「権威にひるまず、真実を追求する」、検察官の必携であるとのことである。「秋霜烈日」は高邁な理想を意味する言葉なのだ。正義を追求する検察官の心持である。
毎日、不自由なく日本語を話し暮らしているが、漢字には深い意味が隠されている。知らな過ぎた。漢字を知らないことが多すぎる。漢字は勉強すればするほど奥が深い。